「消防施設工事業」とは、火災警報設備、消化設備、避難設備若しくは消火活動に必要な設備を設置し、又は工作物に取付ける工事を言います。

「消防施設工事業」に事例として示されている金属製避難はしごとは、火災時等にのみに使用する組立式のはしごをいい、ビルの外壁に固定された避難階段等は「金属製避難はしご」に該当しません。

したがって、固定された避難階段を設置する工事は「消防施設工事業」ではなく、建築物の躯体の一部の工事として、「建築一式工事」又は「鋼構造物工事」に該当します。

「機械器具設置工事業」は、広くすべての機械器具類の設置工事が含まれるため、その工事の内容には「電気工事」「管工事」「電気通信工事」「消防施設工事」などの専門工事が含まれ、業種が重複することが多くあります。

これらについては、原則としてそれぞれの専門工事の方に区分しますが、これらいずれにも該当しない機械器具の設置工事や複合的な機械器具の設置工事が「機械器具設置工事業」に該当します。

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